六波羅諜報部所属の諜報部員。かつて剣術を学んでいたこともあって、鉄火場に出ていたが、仲間に裏切られ、死にかけた経験から、仲間を信用しなくなった。現在は六波羅重鎮・鳴神天火の養子となっている。自覚はないが記憶に欠如がある。缶コーヒーとハンバーガー狂。口は悪いが根は優しい。自分はだらしない生活を送っているが、だらしない生活を送っている人間に世話を焼いてしまう。

使用武器：刀剣

戦う術を教え込まれ、戦を舞うことを定められた戦巫女。特異な武具である蛇鞭刀を用いる武術を習得しており、その間合いたるや、槍や薙刀の倍は軽い。そのため、一対多戦闘に長けている。何故か金剛斎に追われており、ひたすらに逃げ続けている。古風で尊大な喋り方と態度、さらに学園ではいつも屋上に独りでいることから、変な女と噂されている。昔助けてくれた人物に想いを寄せているらしいが……

使用武器：蛇鞭刀だべんとう（蛇腹剣）・龍迅りゅうじん

元・六波羅所属の隠密お庭番のくノ一。黒衣忍軍重鎮・香具山家の娘。文武共に非常に優秀だったが、今は何故か抜け忍となっており、陰陽寮に所属している。従姉妹で あるりんどうとは親しかったが、今はすれ違いから敵同士ともいえる間柄に。灰汁の強い人間が多い中、いたって普通の少女。物静かでおとなしいが、芯はしっかりしている。一度決めたら曲げようとしない、頑固者な一面も。また、怒らせると朔たちの中で最も危険 なタイプ。静かに激怒する。

使用武器：日本刀・影縫虎徹かげぬいこてつ

六波羅・異能種実動隊所属の槍の名手。若くして既に、六波羅内で右に出るものはないとまで謳われる、槍の名手。古来より武具を管理してきた、物部宗家の長女。天然で無駄に明るく、体を動かすのが得意。勉強と難しい話は、拒絶反応で眠くなる。修行で山で生活していたため女っぽさに欠け、親から淑女修行をさせられている。学園では交友関係が広い。基本的には誰とでも仲良くなろうとする。 集中すると、周囲がまったく見えなくなる、猪突猛進少女。

使用武器：槍・紅蓮号ぐれんごう

教会から派遣され来日している、 フランス人エクソシスト。フランクで人当たりもいい。が、たまに問題が起きると人のせいにするクセがある。水代わりに飲むほど黒ビール好き。プロ級のライダー。そんな彼女は、富豪であるソレル家の娘。しかし、お譲様には似合わない血生臭い夜の世界を生き、夜の住人たちからは「血まみれライラの通った後は、真っ赤な真っ赤な獣道」と恐れられている。来日の真の目的は、仇敵の追跡のようだが……

使用武器：大鎌・楽園の暗き翼サリエル

金剛斎を追う、六波羅特殊公安部の長。高野山出の密教僧。義に反する人間に制裁を加える特権を与えられ、己の正義を信じ貫く意志の強さを併せ持つ。その行動と苗字から、壬生狼（みぶろ）という通り名で呼ばれることが多い。生真面目な紳士。美的センスが少しズレており、有名デザイナーがデザインした妙な像や、抽象画を好む。几帳面で、整理整頓から今後の行動指標に至るまで、きっちりしないと気がすまない。

使用武器：独鈷杵・天逆鉾あまのさかぼこ

六波羅所属の、隠密お庭番のくノ一。掟は絶対に遵守すべきものという価値観の持ち主。例外は認められないと考えている。従姉妹のあざみの抜け忍の件で思い悩んでいる。しかし、未練はあるが、掟に従いいつでも殺す覚悟でいる。また、ツヅキの側近で、密かに恋愛感情を抱いている。厳しさと優しさを兼ね備えた、お姉さん的存在。意思が固く、初志貫徹するタイプ。ただ、頭が固いわけではない。

使用武器：忍者刀・九ツ丸ここのつまる

世界に弓弾く、全人類の敵。悪意の結晶、鋼の意思の持ち主。圧倒的な身体能力を活かした武術と、無尽蔵ともいえる精神力を活かした異能力を組み合わせ、その実力はもはや肩を並べる者のなき、天下無双の領域。殺戮を好み、殺戮のためだけに戦を起こした。何故か、必死に朔を探し続けている。目的のためなら手段は問わず、初志貫徹する意思の強い人物。ツヅキとは、過去に因縁があるようだが……

使用武器：光刃・夜光やこう

金剛斎の懐刀。教会に追われている。性格は温厚で、紳士。サングラスを大事にしており、汚れ等は一切を許さない。錬金術や黒魔術等に手を染め、不老不死の研究を続け、幾人もの命を奪い様々な実験を行ってきた。追手から日本へ逃げてきたところで金剛斎と出会い、求める不老不死を垣間見、師事する。ライラからは皮肉を込め同名の吸血鬼映画から『ノスフェラトゥ』と呼ばれている。

使用武器：ハルバード・トリスメギストゥス

金剛斎に仕える、謎の人物。女性のようだが、常に仮面とローブを着用しているため、その真の姿をさらすことはない。金剛斎たちのおもむく鉄火場において仮面の女の立ち位置は、敵と渡り合う最前線ではなく、基本的には後方からの支援である。仲間同士の遠距離での会話を中継したり、偵察などを行っている。突然笑い出す、歌い出す、意識が飛ぶなどトランス状態に陥るのは日常茶飯事。戦闘中は、自分の爪を長く伸ばして武器とする。

使用武器：なし

金剛斎に従う、若きナルシスト。装飾品を黒でかためることに命をかけており、魂の色と叫ぶ。ワイルドでアウトローな男が理想。金剛斎と出会い、自分の中での理想を具現したような存在に心酔、仕えることに。時折ナルシストっぷりが暴走して、誰もいないところでひたすら喋り続けることも。雷を拳に乗せる、電撃を打ち出すなどの技が十八番。敏捷性に優れており、素早く動いて敵を翻弄、打撃を繰り出すヒット＆アウェイ戦法が主軸となっている。

使用武器：手甲・雷華砲針らいかほうしん

陰陽寮所属。先代陰陽頭を務めた力量を持ち、現役を退いたとはいえ今でも最強と囁かれる陰陽師。現在、陰陽博士（陰陽師教官）の任についているが、陰陽寮内で未だに陰陽頭と同様に扱われる。強気で尊大。豪胆で自信家。自己中心的。朔の師であり姉的な人物。文武両道で、特に特殊な刀を用いる術に長ける。『臥龍の巫女』という通り名を持つ。策略家で、国のため皇王家のため、護国を目的としている。近所の甘味処の葛切りが大好物。

使用武器：双刃刀・白龍番しろきりゅうのつがい

六波羅異能種実働隊長。六波羅屈指の武闘派。六波羅最高権威者の双璧である北方に尻尾を振る北の犬と呼ばれているが、立場を磐石にするべく、裏では南方とも繋がっている。現状、両方を除き六波羅内で最も発言力を持っているのがこの男。汚い手を使ってのし上がってきた野心家で、権力や名声といったものへの執着が強い。すぐに人を自分より下に見るため、部下を駒扱いし、肉の壁として使ったりもする、最悪な上司。中学生になる娘がいて、溺愛している。

使用武器：斬馬刀・天籟てんらい

主人公たちのクラスメートで、クラス委員長で、クラスを支える少女。成績はかなりいい方で、試験前になると、彼女のノートのコピーがクラスのあちこちに出回る。が、逆に運動はからきし。泳ぐと必ず溺れて、教師からたびたび助けられてきた過去を持つ。性格は柔和で優しい。しっかり者で、ケンカの仲裁等をよく請け負っている。ミソカとは隣の席。最近よく話すようになった。花が好きで、所属はしていないが時折園芸部の手伝いをしている。

主人公のクラスメイト兼悪友。六波羅の諜報員。異能力は持っていない。立場を利用し、情報を売買する『情報屋』でもある。ミソカは上得意の取引相手。表の顔は学生占い師。情報網を使って客を知り、さも占いで言い当てたかのように振舞う。ルックスがよくて、結構当たると評判なため、店でも学園でも、女性からの人気が高い。が、中身はチキンで、自分の身可愛さに全力で保身に走る。大事ランクは、自分>越えられない壁>女性>越えられない壁>仕事>学園。

使用武器：拳銃・ロシナンテコルト・シングル・アクション・アーミー